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東京初のセンサリープレイ専門教室
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​センサリープレイのルーツ

センサリープレイについて知ってほしいこと

​センサリープレイとは?

センサリープレイとは、視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚といった「五感」や、体の動きやバランスを感じる「固有受容感覚」「前庭感覚」などを使った遊びのことです。たとえば、砂を触ったり、水をすくったり、粘土をこねたりすることもすべてセンサリープレイに含まれます。

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​歴史的なルーツ

1. モンテッソーリ教育(20世紀初頭)

センサリープレイの概念は、イタリアの教育者マリア・モンテッソーリによって広く認知されるようになりました。モンテッソーリ教育では、子どもが感覚を通して世界を理解するプロセスを非常に重視しています。五感を使った教具や活動を通じて、自立と集中力を育てることが目的です。

2. ジャン・ピアジェの発達理論

スイスの心理学者ジャン・ピアジェもまた、幼児期の「感覚運動期」における学びの重要性を指摘しました。この時期(0〜2歳)には、子どもは感覚と運動を通じて外の世界を理解し始めます。センサリープレイは、この発達段階にぴったり合った活動とされています。

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3. 感覚統合療法(1970年代以降)
アメリカの作業療法士ジャン・エアーズが提唱した「感覚統合療法」は、センサリープレイの発展に大きく影響しました。この理論では、感覚の統合がうまくいかないと学習や行動、社会性に影響が出るとされ、感覚を刺激する遊びが治療的に用いられるようになりました。

​現代における活用

現在では、センサリープレイは保育・幼児教育・療育の場だけでなく、家庭でも取り入れられることが多くなっています。市販のセンサリートイや、家庭で簡単にできる素材を使った遊び(寒天遊び、氷遊び、小麦粉ねんどなど)も人気です。

センサリープレイは、子どもが感覚を通して世界を理解し、心と体をバランスよく育てるための大切な活動です。そのルーツは教育や心理学、療育の分野にまたがっており、今も進化し続けています。

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参考文献

  • Montessori, M. (1912). The Montessori Method

  • Piaget, J. (1952). The Origins of Intelligence in Children

  • Ayres, A. J. (1972). Sensory Integration and Learning Disorders

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